日本神話がまとめられた『古事記』ですが、
今の日本と同じように「地球」があり、「日本列島」があり…
とは、実はなっていません
北欧神話には、ゲームや物語でもよく登場する有名なユグドラシルという大きな木が
北欧神話の世界を支えています
現実世界とはまた違った世界がそこには存在している訳ですね!
『古事記』の中の日本神話もこれと同じように、独特な世界があります
では、『古事記』の世界観はどのようになっているのでしょうか
今回は、
- 『古事記』の世界はどうなっているのか
ということについてお話していきます!
昔の日本に住んでいた人たちが考えていた「神話の世界」は?
『古事記』によると
昔の日本では、世界を主に5つのエリアに分けて考えていました
- 高天原(たかまがはら)
- 葦原中国(あしはらのなかつくに)
- 黄泉国(よみのくに)
- 常世国(とこよのくに)
- 海の神の宮殿(竜宮城)
では、それぞれのエリアがどのような場所なのか見ていきましょう!
高天原(たかまがはら)とは?
高天原とは、天上の世界のことです
つまり、神様たちが住んでいる場所です
そして、神様が地上の世界を見下ろす場所を天浮橋といいます
ちなみに、高天原に住んでいる神様たちのことを
天津神といいます
葦原中国(あしはらのなかつくに)とは?
葦原中国とは、地上の世界
つまり、私たちが住んでいる日本のことです
葦原中国、つまり日本ができたばかりの頃は
神様たちもまだ地上に住んでいました
その神様たちのことを国津神といいます
黄泉国(よみのくに)とは?
葦原中国の地下には、黄泉国と呼ばれる死者の世界があります
黄泉国は、別名根之堅洲国とも言われていますが、正確には少し異なるとも言われています
詳しくは、また別の機会にお話していきます
この黄泉国への入り口は、出雲(現在の島根県出雲市)にあると言われています
そして、黄泉比良坂で地上と地下がつながっています
漫画『ワンピース』でも名前だけ登場していて、
ブルックがこの黄泉国から帰ってきたとされていますね
果たしてどのような世界なのか…
とても気になりますね〜
常世国(とこよのくに)とは?
葦原中国の海を越えた先には、常世国があるとされています
この常世国は、不老不死の理想の世界であると考えられています
海の神の宮殿とは?
海の神の宮殿とは、浦島太郎でも有名な竜宮城のことと言われています
浦島太郎の物語は、日本神話の世界のお話だったということですね!
まとめ
今回は
- 『古事記』の世界はどうなっているのか
についてお話してきました
実は、高天原の世界の中身もまたとても広い世界が広がっています
高天原についてもいずれ詳しく説明していきたいと思っています
今回の内容が、みなさんのお役に少しでも立てていれば幸いです!
「参考になった」「ためになった」という人は
ぜひ周りの友だち、家族などに教えてあげてください!
《オススメの日本神話の本》
可愛いイラストが多く、説明も非常にわかりやすいです。
『古事記』のストーリーはもちろん、各神様についても詳しく解説してくれています!
コメント