前回、イザナギとイザナミ夫婦が現在の日本列島の多くの部分をつくり出した話をしました。
詳しくは是非こちらをご覧ください!
仲良く暮らしていたイザナギとイザナミでしたが、
イザナミに悲劇が訪れます。
果たしてどのような悲劇なのか…
今回は、
- イザナギとイザナミを襲った悲劇とは?
- イザナミを追って黄泉国に入ったイザナギはどうなったか?
ということについてお話していきます!
イザナミを襲った悲劇
日本をつくり、神様もたくさん生み、
仲良く過ごしていたイザナギとイザナミでした。
ところが、イザナミが火の神である「カグツチ(ヒノカグツチ)」を出産した際に、
火傷を負い死んでしまいます。
詳しくは別の機会に。
イザナミに火傷を負わせたカグツチを、イザナギは切り殺します。
そして、イザナミを追って、死者の世界である「黄泉国」に向います。
黄泉国に入ったイザナギ
黄泉国で、ついにイザナミを見つけたイザナギは
イザナミに「戻って来てほしい」と頼みます。
イザナミは「黄泉国の神様たちにお願いしてみるから、決して私の姿を見ないように待ってて。」
と言い、暗闇に消えてしまいます。
痺れを切らしてしまったイザナギは
火を灯しながら、イザナミを探しに進んで行きます。
すると!
腐り、醜く変わり果てたイザナミの姿を目の当たりにしてしまいます。
その姿に驚いたイザナギは逃げ出します。
約束が破られたことに怒ったイザナミは、
黄泉醜女という鬼女を使い、イザナギを追いかけます。
しかし黄泉醜女たちは、イザナギが投げた葡萄や筍に気を取られてしまいます。
その後も、黄泉国の鬼の軍団たちに追われますが、
イザナギは黄泉比良坂(黄泉国の入り口)まで逃げのび、
そこにあった霊力のある桃の実を3つ投げつけて追手を追い払います。
意富加牟豆美命(大神実命とも)という神の名を授けられます
最後には、イザナミ自身が追いかけて来ますが、
イザナギは千引の岩(動かすには千人もの力が必要な程の巨石)を
黄泉比良坂に置いて道を塞ぎます。
塞がれたことにイザナミは怒って
「私にこんなひどいことをするなら、1日に1,000人殺します。」
と叫びました。
これに対して、イザナギは
「それなら、産屋を建てて1日に1,500人の子が生まれるようにしよう」
と言い、その場を後にして、イザナギとイザナミは離縁することになります。
これによって、イザナギは生を司る神に、イザナミは死を司る神になりました。
地上に戻ったイザナギは、黄泉国での穢れを洗い流すことにします。
それによって、たくさんの神様が生まれるのですが、
それについては、続きのお話としましょう!
お楽しみにお待ちください!
まとめ
今回は
- イザナギとイザナミを襲った悲劇とは?
- イザナミを追って黄泉国に入ったイザナギはどうなったか?
についてお話してきました
またまた、続きが気になります!
イザナギからどれくらいの神様たちが生まれるのでしょうか。
今回の内容が、みなさんのお役に少しでも立てていれば幸いです!
「参考になった」「ためになった」という人は
ぜひ周りの友だち、家族などに教えてあげてください!
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