心理学-psychology-

5分でわかる!あなたも使っている「心理学のペルソナ」の意味

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ここにたどり着いたみなさんはおそらく
心理学の勉強をして、あるいは心理関係の本を読んでいて
「ペルソナ」って言葉出てきたけど、こいつ何者⁉︎
となった方々ではないでしょうか?

心理学の世界で使われる「ペルソナ」は、
心理学者ユング分析心理学の中の一つの概念である「元型げんけい」で登場してくるものです。

カール・グスタフ・ユング

そこで今回は、

  • ペルソナって何?
  • 日常生活でペルソナが影響することはあるの?

ということについて説明していこうと思います!

今回のお話は、心の無意識についてある程度知識があると理解しやすいので、
こちらのフロイトの無意識についての記事を是非ご覧いただくことをオススメいたします。

ペルソナとは?

ペルソナは元々、劇において役者が使用していた仮面という意味で使われていました。

そしてユングは、周りの環境・社会に合わせるために、
その場面・状況に応じて使い分ける人格のことペルソナ(仮面)と名づけました。

例えばみなさんも、仕事をしている時の人格・キャラクターと
友人・恋人・家族と一緒にいる時のキャラが異なっていることが多いのではないでしょうか?

このように、場面に応じて使い分けているキャラが、
まさに劇において場面ごとに使い分けられている仮面と似ていると感じて、
ユングは「ペルソナ」と名づけたんでしょうね!

ペルソナ(仮面)

無意識の中にある、社会・状況に適応していくために使われる人格・役割のこと。

人間の外面そとづらのこととも言える。

あなたの生活にも影響を与えているペルソナ

このペルソナただ仮面とあなどってはいけないんです。
ペルソナが「貼り付いてしまった…」という悩みを抱える人もいるんです。

「どういうこと?」
となっている人も多いと思いますが、具体的な事例を取り上げて説明していきます。

ところでみなさんは、ジム・キャリーさんが主演した映画『マスク』をご覧になったことがありますか?

これは、不思議な木のマスクを付けると簡単にがすことができず、
付けた人の人格も変わって大暴れするコメディ映画です。

これと同じようなことが現実でも起きているんです。
つまり、仮面がくっついてしまい、剥がせず苦労することがあります。

具体的な事例

例えば、私が直接聞いた話ですが…

学校では、子どもたちからとても人気がある先生。

しかし家に帰ると、
家族と全くうまくコミュニケーションが取れない。

ついには離婚してしまった。。。

というものがあります。

一概にすべてペルソナが原因という訳ではないのですが、
この事例では何が起きていたかというと…

学校では「先生」という仮面を被って働くことは問題ないですね。
ただ、家に帰ってからも「母親・父親」「妻・夫」としてではなく、
「先生」という仮面を剥がせないまま、家族と接してしまっていた

という背景がありました。

家にいるのに、学校の先生のような存在がずっといるということは、
自分の親が親ではなく先生として家にいる訳ですから、
少し他人行儀になったり、気を使ったりしちゃいそうですよね。
その空気感がどのようなものなのかは、想像できるのではないでしょうか。

まとめ

今回は

  • ペルソナって何?
  • 日常生活でペルソナが影響することはあるの?

について、お話してきました。

ペルソナとは…

ペルソナ(仮面)

無意識の中にある、社会・状況に適応していくために使われる人格・役割のこと。

人間の外面そとづらのこととも言える。

元の言葉の「仮面」という意味合い通り、
人はみな仮面を使い分けて生活しているとも言えますよね。

ただ、そのペルソナが貼り付いてしまって、
周りとの関係性がうまくいかなくなってしまう事例もお話しました。

しかし、今回の事例のみならず、
普段の生活でペルソナの使い分けがうまくできない方も、
ペルソナが剥がせなくなってしまった方も、
今回のお話を聞いて、
「あ、あの人間関係の苦しみはペルソナに原因があるのかも」
と自分のことでも、友人・家族などのことでも
気づけた方が多いのではないでしょうか。

今回のお話を参考にして
「これはペルソナがひっついてしまっているんだ」
と気づくことができれば、
自分でその仮面を剥がすことができる
かもしれません。

是非、今回の内容を悩んでいる方の助けになれば嬉しいです!
「参考になった」「ためになった」という人は
ぜひ周りの友だち、家族などに教えてあげてください!

ちなみに、映画『マスク』はすごく面白いので、
まだご覧になったことがないという方は是非一度ご鑑賞することをオススメです!

また来てね!

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