「イザナギ」「イザナミ」という名前の神様を聞いたことはありますか?
「聞いたことある!」という方は少ないのかな〜と思います。
なぜ、そこまで名前が浸透しているのか?
それは、協力して「日本」という国をつくり出した神様がイザナギとイザナミだからです。
ただ、「名前は知っているけど、実際にどう日本をつくったのかは知らない」
という方もいると思います。
偉そうに説明している私自身もそのうちの1人でした。笑
そこで今回は、
- イザナギとイザナミがどうやって日本をつくったのか?
- 日本列島が出来上がった経緯
ということについてお話していきます!
今回の話の前にこちらの記事を先に読んでいただくと
より一層分かりやすくなります。
日本列島をつくった神様
いま、地球上に存在している「日本列島」。
これをつくり出したのがイザナギとイザナミの兄妹であり、夫婦の神様です。
しかし、イザナギ・イザナミが今の世界のすべてをつくった訳ではありません。
先に現れて活動していた天津神たちがいます。
天津神とは、高天原(天上の世界)に住んでいる神様のことです。
イザナギ・イザナミ以前の天津神たちについては、こちらをご覧ください。
天上の世界、地上の世界の準備を天津神たちが整えたので、
先代の天津神たちは、イザナギとイザナミに
「天沼矛を使って大地を固め国土をつくり、神を生み出しなさい」
と命じました。
このイザナギが右手で持っているのが天沼矛で
イラストでは分かりにくいですが、玉飾りがついた宝の矛です。
最初の島、オノゴロ島
命を受けたイザナギとイザナミは、
地上の世界を見下ろすことができる天浮橋に立ち
天沼矛を使い、ドロドロの海水を「こをろこをろ」とかき回しました。
かき回した後に天沼矛を引き上げた際に
矛先から海水の滴が落ち、塩の塊が島になりました。
最初にできたこの島を「オノゴロ島(淤能碁呂島)」といい、
この島にイザナギとイザナミは降り立ちます。
そして、イザナギとイザナミはこの島に天御柱という太い柱を立て、
八尋殿という広大な宮殿を作ります。
その後、イザナギは左回り、イザナミは右回りに天御柱を歩き、
再び出会ったところでお互いの魅力を褒め合い、この島で結婚しました。
夫婦になったイザナギとイザナミ
夫婦になった2柱は、次々と島をつくっていきます。
順番に、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州
をつくりました。
この8つの島は「大八嶋国」と呼び、日本列島の始まりと言われています。
それからも、6つの島をつくり
加えてたくさんの神様を生みました。
イザナギとイザナミ夫婦がつくった島は14、生んだ神は35と言われています。
ところが、仲良く暮らしていた夫婦でしたが、
妻イザナミに悲劇が訪れます。
今回はここまでにしますが、
続きもお楽しみに!
まとめ
今回は
- イザナギとイザナミがどうやって日本をつくったのか?
- 日本列島が出来上がった経緯
についてお話してきました
続きが気になりますね!
イザナギとイザナミにどのような悲劇が待ち構えているのでしょうか…
今回の内容が、みなさんのお役に少しでも立てていれば幸いです!
「参考になった」「ためになった」という人は
ぜひ周りの友だち、家族などに教えてあげてください!
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『古事記』のストーリーはもちろん、各神様についても詳しく解説してくれています!
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